Max/MSPによるオーディオプログラミング

提供:kuhalaboWiki
2014年12月2日 (火) 03:12時点におけるKuha (トーク | 投稿記録)による版

移動: 案内, 検索

目次

オシレータ

  • サイン波 cycle~, ノコギリ波 phasor~
  • 周波数
  • adc~ dac~
  • 音量操作

Sinwav.png

  • line~によるなめらかな変化

Sinline.png


  • MIDIのpitchを周波数に変換 mtof~

Sinemix.png

LFO

Low Frequency Oscillator(低周波発振器)
  • LFOで、音源オシレータにモジュレーション(変調)をかける。
  • AMとFMの違い
  • 演算子(「*」 や「+」)の位置は、オシレータ(cycle~)の前か後のどちらか?。
AM (Amplitude Modulation)合成
  • 波形(シグナル)を乗算する
  • 波形の振り幅が変わる。すなわち、音量が変わる。
    • トレモロ効果
    • 振り幅変化の周期と深さを変える。

05-07-01amSynth.png


FM (Frequency Modulation) 合成
  • 周波数(数値メッセージ)を加算する
  • 波形の周波数が変わる。すなわち、音高が変わる。
    • ビブラート効果
    • 周波数変化の周期と深さを変える。

05-08-01 fmSynth.png

Envelope(エンベロープ)

  • 時間軸における音量変化。楽器ごとに個性がある。
  • ピアノ、ギターなどはアタックが早く立ち上がるが、ストリングスはアタックがゆっくり立ち上がる。

05-03-30envelope.png

フィルター

  • 特定の周波数帯域をカットする。つまり、特定の周波数帯域のみを通す(パスする)。
    • lowpass (highcut)
    • hightpass (lowcut)
    • bandpass
    • bandstop
  • 周波数構成が変わるので、音質が変わる。
  • イコライザーの一種
  • Max/MSPでは、biquad~とfiltergraph~を使う。

05-03-33filters.png

フィルターを実装したパッチの例

05-03-34filter.png

ディレイ Delay

  • 原音を時間を遅らせて再生する。エコー、やまびこ効果のこと。
  • 耳に聞こえてくる音は、原音以外に、壁や天井から跳ね返ってくる反響音が必ず含まれている。
  • Max/MSPでは、tapin~とtapout~を使う。

基本的なディレイ

05-12-01BasicDelay1.png

  • 原音を dry ディレイ音を wet と呼ぶ。

dry, wetをLRに分配

05-12-01BasicDelay2.png

delayを入力に戻す(FeedBack)

05-12-04DelayFeedBack.png

delayタイムの異なる複数種類のwetを合成

05-12-02DelayMulti.png

  • Reverb : 原音に余韻,残響感を付加する。Delayの集合体。

Delayの応用エフェクト

delayタイムに手動で変化を加えて、ディレイ音を揺らがせる。

05-12-06DelayYuragi.png

delayタイムにLFOで変化を加えて、ディレイ音を揺らがせる。
  • Chorus : Delay音が弱め。Feedbackが少なめ。
  • Flanger : Delay音が強め。Feedbackが多め。

05-12-10Chorus.png

マウスの値をシンセに入力

mousestatでマウスの位置と速度の値を取得し、アナログシンセの変数に入力
  • マウスのボタンのON/OF
  • マウス位置のx座標
  • マウス位置のy座標
  • マウス速度のx成分
  • マウス速度のy成分

Synth20131210v1s.png

zmapを使って値を変換
  • AからBに変化する値を、XからYに変化する値に変換する。
zmap A B X Y
  • 0から255に変化する値を、0.0から1.0に変化する値に変換する。
zmap 0 255 0. 1.

Zmap.png

Zmap2.png

参考リンク

関連項目

個人用ツール
名前空間

変種
操作
案内
ツールボックス