Max/MSPによるMIDIプログラミング

提供:kuhalaboWiki
2013年11月18日 (月) 22:09時点におけるKuha (トーク | 投稿記録)による版

移動: 案内, 検索

目次

概要

  • MIDIデータを自由にプログラミングし、音楽を自動生成させる。
  • キーボード、マウス、MIDIコントローラから情報を取得する。
  • MIDIコントローラからの入力をプログラミングし、リアルタイムに音楽演奏を変化させる。
Max/MSP+Jitterの。公式サポートサイト 書評
追加資料(サンプルパッチなど)


課題
上記のテクニックを利用して、Interactive and Algorithmic Live Music Composition Systemを作成する。

ノート

  • パッチ notein, noteout, makenote, stripnote, flush, sustain
  • 値 pitch, velocity, channel, duration
  • note on とnote offの関連を理解する。 
    • note offは,velocity の値が 0 の note on のこと。 
  • channel 10 はドラムセット

コントロールチェンジ

  • パッチ ctlin, ctlout
  • コントロール値, コントロール番号, channel

ピッチベンド

  • パッチ bendin, bendout
  • Pitch Bend値(–8192~8191), channel

プログラムチェンジ

  1. 音色(program) 1番から128番までの128種類 (0番-127番のこともある)
  • 楽器は発音メカニズムによって大きく2つに分類できる。
    1. 減衰振動系
      • Note ON時に瞬時に音量が立ち上がり、Note OFFがなくても、やがて音が減衰して消える。
      • ピアノ、ギター、ハープ、シロフォン、打楽器など。
    2. 自励振動系
      • Note ONから徐々に音量が立ち上がり、Note OFFがくるまで音が持続して鳴り続ける。
      • オルガン、バイオリン、クラリネット、サックス、トランペットなど。

時間制御

  • パッチ metro, tempo, delay, pipe

ランダム

  • パッチ random, drunk, decide

算術演算

  • パッチ + - * / % mod

ループカウント制御

  • パッチ counter, uzi

条件分岐

  • パッチ sel, route, switch, gate, if

キーボードとマウス

  • パッチ key, mousestate

値の設定、プリセット

  • パッチ loadbang 起動時に自動的にbangを発生させる。
  • パッチ preset 現パッチの数値、状態をボタンにセーブ(Shift+Click)、ロード(Click)ができる。

保存した値を呼び出して再生

  • パッチ coll, table

マトリクス制御、スライダーなど

  • matrixctrl, pictslider

MIDIシーケンス録音、再生

オシレータ

  • サイン波 cycle~, ノコギリ波 phasor~
  • 周波数
  • adc~ dac~
  • MIDIのpitchを周波数に変換 mtof~
  • 音量操作
  • line~によるなめらかな変化

LFO

  • AM合成
  • FM合成

Envelope(エンベロープ)

  • 時間軸における音量変化。楽器ごとに個性がある。
  • ピアノ、ギターなどはアタックが早く立ち上がるが、ストリングスはアタックがゆっくり立ち上がる。

Tips

日本語フォントの文字化け対策

Macintoshで書かれたMaxパッチの日本語コメントは,Osakaフォントであることが多く、Windowsでは文字化けする。対処方法は以下のとおり。

  • 各コメントを選んで,適当なWindowsのフォント(例:MS Pゴシック)を指定。
  • Maxをインストールしたフォルダ内の[Cyclin'74]フォルダ内の[init]フォルダにあるmax-fontmappings.txtに以下の一文を追加して、フォントを一括置換。
max system windows genericfontmap Osaka "MS Pゴシック";

参考リンク

  • はじめてのMax/MSP(徳井直生)
    • 徳井先生は、メディアアート表現学科3年後期サウンドデザインも担当しています。お奨め講義です。
  • Wiiを使ったライブ演奏ムービの例:遠藤綾香氏の作品例(NIME2008に出展)
  • MACOPISM 音が可視化されており操作できる作品。黒バックのグラフィックはどれも鮮やかな色で、音に反応していくので、音が光っているように感じる
  • d.v.d d(ドラム)+v(ヴィジュアル)+d(ドラム)という形態で、映像とドラムを融合させたパフォーマンスを展開するオーディオ・ヴィジュアル”ユニット

関連項目

個人用ツール
名前空間

変種
操作
案内
ツールボックス